なぜ子供はキレる?

近年、中学生、高校生が些細な事をきっかけに
突然キレてしまい、大きな事件へと発展するニュースをよく目にするようになりました

例)ある中学校で休み時間に同級生数人から
当番をさぼってずるい!と責められました
その後、〇君は言葉で言う代わりに、表情を堅くしてパニック状態になり暴れ出し、教室の中を滅茶苦茶にしました
翌日、クリニックを受診し診察を受けたそうです
なぜ暴力をふるったのか?と聞くと自分でも分からない、ムカついた、何も覚えてないと答えた

背景には、〇君は小学生の頃から少し落ち着きがなかったり、整理整頓が苦手、忘れ物が多い、苦手な科目があった為母親が毎日のように細かく注意したり、叱ったりしていたとの事
そして、イライラして妹をいじめる、よりいっそう母親から厳しく叱られるという悪循環を繰り返していた
その後の検査で、もともと脳の發達に軽い未熟性によるADHDがわかった
それに加えて、母親の過干渉、支配的な育て方の為キレやすくなったと思われる
治療は、外来で遊技療法と家族のアドバイス、薬物療法で数ヶ月後には改善される

キレやすい子供の要因
1,
幼児期からの家庭環境
親の要求水準が高い
子供の言動に過干渉
支配的である
これらの理由から、攻撃性や衝動性を高める事になる
また、夫婦間不和、嫁姑問間不和
家庭内の人間関係が緊張していると、否応なしに
攻撃性、衝動性が高くなる
2.
ADHDとAS(軽度発達障害)
3.
学校環境は、過度に管理化、画一化された教育体制になっており受験競争やいじめ等ストレスが多い世界です

キレやすい子供を生み出しているのは、大人社会の人間関係、隣人関係、教師と親、夫婦関係
大人同士のキレやすい緊張関係だと思われる

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